白山町二俣地区での活動
9月の活動はコロナによる緊急事態宣言で中止になっていることもあり、今回はとにかく非日常空間で深呼吸してくることを第一の目的とした。
地域にお世話になるという実感を報告しておきたい。
・活動中、地域内で会う方に「おじゃましてます」とあいさつすると、「よう来てくれたな(^^)」と笑顔でことばを返してくださる。→ 今や特別なことのように感じた。
・地域の区長さんが、半日以上活動につき合ってくださった。終始自然体でいらっしゃる。 → 子ども達は「これは何?」と安心して声をかけている。
・お芋をふかして差し入れしてくださった方がいた。 → 子どもも大人もほおばった。 なんだかなんだか幸せ。
・地域のシンボル蓮畑を解放して下さった。 → 蓮の種を集め、蓮を掘ってみた。 夢中になった。
・フジバカマの畑にアサギマダラがたくさん来ていて、ゆっくりスケッチもできた。 → この花畑も解放してくださっていた。
この地域、子どもは中学生が一人しかいないという過疎地なんだそうだが、里山文化を身に着けている人が多くいるだろうと思う。(一軒一軒の庭先や地域内が美しい)
そして、『子ども』という存在を無条件に愛してくれる豊かな人々の暮らす地域は、一般常識から言うと奇跡のようでいて、
津市内には結構あるのではないか??などと思う。
これからもお世話になりたい。 そして、何を返していけるだろう?
ありがとうございました。 子ども達は安心して遊びつくし良い顔になっていきました。
5年目となった、小学生を対象とした感性の育み企画
8月・9月・10月は、「自然体験」”しっかり遊び、他人様のお世話になることの体験”
川や田んぼで遊び、近所のおじちゃんによく叱られた、30年前なら不要な活動。
初回8月は、『水と遊ぶ』美杉町竹原の村田家にお世話になった。
受け入れ先のご夫婦とは、お互いに感じている、今の社会の中で成長していく子ども達にないが必要なのか?を出し合った。
地区の自治会長さんも時間を割いてくださり、説明をきいてくれ「よしっ!」と言ってくれた。
その「よしっ!」には、自治会長さんが描く想像があるように感じて力をもらえた。
津市白山文化センターで入校式(顔合わせ会)を終えて、まだ緊張したままバスに乗り込んだ子ども達だったけれど、
現地について、なにげに冒険が始まり、なにげに地域の人が寄ってくれて、なにげに子ども達はゆるみ伸び伸びし始めた。
なにげ!というリズムは本当に素敵なこと!!自然体に似ている。
私が印象に残ったことといて、
✦探検中、神木を見つけると、子どもたちは手を合わせ頭を下げた。
✦火を焚くのに危ない場面、そりゃアカン!と頭をコツンとされた子どもは嬉しそうに笑った。そして、みるみる枝の焚べ方がうまくなっていった。
✦魚を釣りたいと言った子は、全身硬直状態で川に入っていった。足場の不安定さに思わず一緒にいてくれるおじさんの腕につかまった。そして魚を釣ったときの誇らしげな笑顔は光っていた。
コロナ禍 定員8人という少人数の特権のようにも感じた。
そして、大きな自然と、無条件に大切に思ってくれる他人を信じて解放されていく子ども達の様子が嬉しくもあり、現代の子どもみんなが抱えるストレスのようなものも感じた。
ニョキニョキ育つ盛りの子どもには、時間を忘れて安心して遊ぶ中から、たのしむ術をほんの少し身に着けてほしいと願う。
チョウジさん・ヒロミさん・達人・鉄人・超人の地域の皆さん!本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
NPO法人 森の劇場プロジェクト
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