2月5日(日)微かに春が近づく気配を感じられるこの日、9回目の共栄座の開催となりました。 参加者は20名の満席となりました。 ありがとうございました。
”この人と話そう”と題したシリーズは3回目。
R4.6月は、吉村武司さん(一志町在住)。人生の集大成と言える時期に好奇心に突き動かされ生きている喜びを伝えてくださった。(縄文の世界をたどる旅の話は愉快だった)
R4.9月は、森川正美さん(白山町在住)。第二の人生に入り探求を続けている古文書の魅力を伝えてくださった。(民の救済に使われた野草に関する古文書の群読たのしかった)
そして今回。
鈴木さんと私が出会ったのは5年ほど前。 山地酪農を実施する美杉町竹原の山を、子ども里山そうぞう学校のフィールドとして協力いただくようになったのがきっかけ。
今回は、山地酪農に挑む鈴木さんという人物を地域の方々に紹介するスタイルをとった。
森劇の活動、そして私個人が、不特定多数の人にこの人を知ってほしいと願う企画だけれど、むずかしかった。
しかし、参加したみなさんにお願いしたアンケートをゆっくり読むと、大変多くのことを感じ取っていただいていて思いきって開催して本当によかったと思った。
鈴木さんに資料として貸していただいていた「愛農」という冊子の最後に
『百姓は自立する 生命を守りはぐくむ 金にしばられない 大地の恵みに生きる 世界をつなぐ心となる』
と、あった。
鈴木さんの話は、ゆっくりと思考と想像を混ぜ合わせて上記のことを語ったと思った。
そして、上記のことはお百姓さんに限らない多くの人の心の底にある願いだと思った。
この共栄座、肉体的健康で言えば、サウナやエステといった自身をリセットしたくなった時に役立つ、知らない人のヒストリーに出会えたり、知らないことを知る機会になることで、
自分を自分として意識できる場でありたいと思った。
鈴木克美さん、集まってくださった方々ありがとうございました。
NPO法人 森の劇場プロジェクト
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