令和5年の幕開けは大変穏やかな天候に恵まれました。
昨年は、この活動を総括するような、自分自身に活動の価値、意味を問うような現場が多くありました。
自分はどんなことに違和感を持ちどんなことを気持ちいいと感じるのか?を繰り返し他者と問答する文化芸術活動は、
うっかりすると足をすくわれそうな流れの速さで物事が進んでいる違和感や、疑い確かめながら気持ちいいことを探すことは安心できることといった
複雑で抽象的で微妙な感触を共感して笑い合うことができました。
今年も、
出会えた人と「感じ合い」「考え合い」「表現する」、
また、
自分自身の中で「感性を探求し」「自分で考え」「自分の言葉で伝える、自分の身体で行動する」という
他者と出会い、新たな自分を発見できる現場づくりを行っていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
どこかでお会いできますように。
NPO法人森の劇場プロジェクト
(代表) 長野多恵
芸術祭を終えて
この国でこの地域で、それぞれがぞれぞれで活き活きと生きる・・・・・それは、この国のこと この地域のこと 周囲の人のことを知ることから始まると思う。
やりたいと意識し計画してできる芸術祭ではなかったと感じている。
多くの人たちの生きてきた物語を持ち寄ってもらったような感触を受けている。
振り返ると、劇団や舞踊カンパニーといった活動とは違うのでそんなことはできないと思っていたと思う。
しかし、毎年自身の奥深くㇸと探検にいくような舞台創作活動を続けていると、こういった人たちに巡り合えるのかもしれないと思った。
一言で言うと たのしかった けれど、簡単に来年もがんばろうとは言えないほど濃い時間だった。
8歳から88歳という市民出演者、
8歳の出演者は、終演直後母親に感想を聞かれ「きつかった」と答えたそう。
88歳の出演者は、まだやるべきことはあったが最後には仕方がない!とみんなに自分を委ね無心になっていた、と話した。
舞台に立つという意識は、両者同等だと思う。
舞台は神聖な空間だと教えられた。 その教えを何とか守れたようにも感じた。
ねえ!? どう生きる?!と、大きな問いかけをする 里山ばんざい芸術祭。
その問いかけは自分にかえってくるけれど・・・・・・♪ ♫ まあ、口笛を吹きながら進んでいきたいと思います。
関わってくださった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。
じんわり気持ちいい ゆるやかに清々しい・・・・・・これまでのお話の率直な感想です。
う~ん! 日本の神話!!知らないにもほどがある・・・・・これは、個人的な感想(^^;)です。
どなた様も、お気軽にお越しください。
✦11月3日(木・祝) 10:00~12:00ごろ
✦大三神社 *〒515-2602 津市白山町二本木1081
✦講話:小野江神社宮司 駒田具夫さん
✦参加費:大人500円 子ども無料
☆おにぎりなど持参していただければ、午後から ちょっぴりほっこりスペースでのんびりしていただけます🍙🍙🍵
お待ちしています。
11月2日(水) 受付スタート
里山ばんざい芸術祭2022 〜市民創作劇場〜
「科学の知 神話の知」
12月4日(日)14:00〜16:00頃
ご参加いただくには整理券が必要です。
チラシをゲットされた方は
裏面に必要事項をお書きの上、
ファックス059-262-2088
または
白山総合文化センター窓口へご提出ください。
チラシをゲットされていない方は
下記をお書きの上、
ファックス059-262-2088
または
メール info@popra.jp へお送りください。
・お名前
・ご連絡先
・住所
・整理券希望枚数
お会い出来るのを
楽しみにしていまーす(*^^*)/
今年実験的に開催している、「今」「どんな」「機会」に出会える場があったらよいのか??という み~んなの共栄座企画
はじめるときからやってみたかった『とくになんにもない(≧▽≦) 好きなことを好きな人がほんの少しお裾分けしてみたい』という空間を運営してみます。
タイミングがあった方は、とりあえず(^^;)お越しくださ~い。 だれかかれかがお待ちしています。
10月23日(日) 津市大三公民館(津市役所大三出張所敷地内 : 〒515-2602 津市白山町二本木1001-253)
このページのPDFチラシを見てください(*´▽`*)/
台風の影響で朝から強い雨だった。
フィールドワーク最終日、”もしも小学校で日本の神話について1日だけ学べる日があるとすると何を教えていただけますか?”という図々しいお願いに
✦まずこの日、新田先生は、軽快に清々しく、そしてまたたのしく伝えてくださった。 ⇔ 子どもたちも自由に受け答えし始める
・日本人にとって、伊勢神宮はどんなところなのか?
・伊勢神宮は何をしているところなのか?
・伊勢神宮と日本神話の関係
✦それから、外宮を参拝し、遷宮館を拝観
講義を聞いた直後だからか? 子どもたちが熱中して見ているからか? 博物館の展示がグイグイ身体に迫ってくるようだった。
子どもたちも宝飾工芸品や建築物、またその映像を食い入るように見ている、「綺麗」「細かい」「美しい」と言う、本当にそうだ。許されるならまだまだ見ていたかった。
✦あまりにも激しい雨に、内宮は諦め大学にもどって振り返りを共有した。
【ここに私の感想を書いておきたい】
・身体は、軸がスッと抜けたような軽やかで視界が広がってさわやかになった。とぎれとぎれだったモノがうっすらと繋がったのだろうと思う。不思議な体験。
例えば
・神宮では年間1500もの神事が執り行われている。 このことは文字として知っていた、『へぇ~そうなんだ~、そんなにやることあるのかな?』と言った感想だったと思う。
ところが直に話を聴くと、今日も日が昇ったことに感謝し、美しい水が今日も井戸から湧いていることに感謝し、神様、それは祖先といった考えでただただおいしいものを食べて喜んでほしいと願う、、、、、、
そんな心の熱が伝わってくるようで、本当にありがたいことだと感じたし、ここに自然と共に生きていたという事実を感じた。
私は、常々 子どもたちに本モノ(人も物も自然も)に出会う機会を設け、それらに触れることで自分自身の審美眼を育ててほしいと願っている。
それを仲間と共有して、自分ではない考えにも出会い、本当のことを選択することができるようになれば、自分に自信が持て、生きることは楽しくなるのではないか?と思うので。
今日は、先生も神宮も博物館も、そして雨も本モノだった。 それはすごい迫力だった。
その夜、布団に入ってから泣きそうな感情になった。 多分 生かされている・・・・・ということをゆっくりと味わっていたのかもしれない。
こんな時代だからこそ、すべての小学生に日本神話に触れておいてほしいと心から願う。
きっと悩んだとき、悲しくてたまらない時、もちろん嬉しい時も、神話は相談相手になってくれると思う。
人の本能の栄養に日本神話はなってくれると思う。
子どもたちのことを、すばらしい子どもたちとおっしゃってくださった。
新田先生も、ラベルの無いフラットな方だった。
ただ、自分が良いと思うことをずっと研究されていて、自分で信頼できることを自身をもって話してくださるから、子どもたちは尊敬して安心して一緒にフラットになれるんだろうと思う。
また子ども達は(私たち大人も)人間になる階段を登っているように感じた。
ありがたさに涙こぼるる一日だった。
さあ、舞台に向けて頑張ろう(^^)/
✦9月14日~15日 劇場に関わるすべてに人のためのアートマネージメント塾(可児市文化創造センターが主催して8年目)に参加
↓
・地域の(特に地方、、、、更に4つも公共ホールをかかえる津市ということだが)公共施設の使命を見直して活用することが急務になっている。
・その使命とは何か? 地域独自の社会的処方箋を提案し動きに変えていくこと。
・さて、社会に機能し、未来を整えていく社会的処方箋とは何か?
↓
・一人ひとりが社会にたいしてよいと感じることを言葉にして、行動に変えることだ。 ← これって、当たり前のようで無理なことのようで本当に大事なことだと、誰にでもできること、なんだか心打たれた。
✦9月22日 白山地区地域懇談会が開催された。仲間と参加した。
↓
・町内に課題解決の新しい団体もできていたり、福祉・教育・自治体などの其々の代表が簡潔に市長への要望を発し、市長もクールに受け答え・・・・・・ちょっとうれしくなる♡
↓
・しかし、ということは、徐々に危機的状況に歩んでおり、多くの人がそれを察知できているということ!! ・・・・・・素晴らしい♡
↓
◉ちょっと私も質問(要望は無く)させてもらった。
まず、白山総合支所へ「社会的機関として活用していかねばならない白山総合文化センターを、たった今こそ新しい活用の構想はあるか?」
そして、市長に「その構想に対しての見解」
をお願いした。 アーラで学んできたこと。
支所長は、社会的機関とはかけ離れた、文化芸術の話をされた。
そして市長は、利用率や利用者数の話を。。。。。。
↓
☆これだけ大きすぎる課題が山積みだから、
一人ひとりの小さな何かよいことしたいねえ♡という意識を紡ぐことが、無縁のようでいて課題を解決鶴本質的な原動力になるはずなのだけれど、
そこに必要なのは限界芸術だったり里山文化ということだと思うのだけれど、、、、、???
ここを見逃してはコロナの先には行けないのではないか?
↓
行政の未来を見通す情報収集ができたことは大変良かった。
ご縁を大事に、よいと思うことを、言葉にして、これからの文化・芸術の取り組みを継続していこうと改めて思う。
「面白い」という言葉、表情がふわ~と輝き明るく見えることを言うのだそう。
表題のようなちょっと難しそうに感じる問答だけど、一緒に雑談の中で読み解いていくと大人も子どももみんなの表情が明るくなった、予想を超えてたのしかった。
その日、用意した資料をくっつけておきます。よかったら読んで見てください。
一人で読んでもつまらないかもしれないけれど、みんなでワイワイ話すことができればこれはみんなに関わる内容だった。
子どもたちの口から
・不思議に直面する体験を他者と共有したいと願う表現が人間の特性って書いてあるけど、、、、、、、だから舞台があるんやな。
・太陽が神なのではなく、ひかりの来る瞬間が神なのであるって、、、、、なんか・・なんか・・・・わかる、すごい。
・科学の知 と 神話の知が生きていく上で両方必要って、すごい深い~!!!
といった子が笑うとみんなが笑った。
その後も、図書館へ神話に関する書籍を探しに。
日本の神様の名前辞典を見ながら「神様の名前が凄すぎるな!!」と盛り上がり、朝から始まった活動はアッという間に15:00となった。
あらためて、日本の神話、自国の神話って、なんとなくでいいので知っているということは、
悩んだとき考えるとき助けになってくれると感じた。
次回の活動で、皇学館大学を訪ねる。
この活動を終えて、やわらかいのに大きな衝撃を受けた。
この表現クラブの活動は、
舞台で、”日本の風土から生まれた気持ちいい営みを忘れないで生きていきたい”といったことを表現するために
ほんの少しでも、その気持ちいい営みに触れておきたいというフィールドワークなのだけれど・・・・・・
日常生活と、私たちの暮らしを支えてくれている自然という環境は、分断されてしまっていることを思い知らされる。
また、その自然という大きな命と向かい合って日々仕事をしている今回お世話になった三浦さんのような仕事人はどのくらい残っているのだろう?とあつかましいながらも不安になる。
自然という環境も一つの命なんだということを完全に忘れて生きている自分を含む多くの人間も、ホンモノの木こりさんの敵に違いない・・・・・。
しかし、この日はかけがえのない素晴らしい時間を得た。
人間という感性ある特別な生きものになるためになくてはならない実体験の時間だったと思う。
今 ホンモノの第一次産業に従事する人と自然を感じる時間、それを誰かと共有する時間が誰もに必要だと感じる。
特に、子ども達にはみんなに体験してほしいと思う。
この全身が感じたこともほおっておけばアッという間に薄らぐだろう。
さて、どんなふうに舞台表現で活かせるのか・・・・・・・・。
これからが悶々の日々になる。
今回は、白山町城立 元取地区でお世話になった。
山の国 日本。
すでに日常では全く意識しなくなった山。
というよりも観光化されている山でないければ踏み込めなくなっている。
降った雨が山を通って流れ出し・・・・・・・・ということは散り合えずおいといて、
国土の70%が山で、古代から山と共生共存共栄を・・・・・・これもおいておいて(^◇^)
山に身を置き、樹木に触れてみてほしいという願いがある活動。
最初は、足場の悪さや虫に身体が固まる子どもも多かったが、
里山のじいちゃんが、木を切り倒し、虻を華麗にやっつけるのを見て、子どもたちは何かやる気になっていったと思う。
かっこいいなあ、素敵だなあと感じることを即座に真似ること、これが自然体験講座なのかもしれない。
洋服が汚れることも、靴が汚れることも忘れて、黙々とのこぎりを動かし続ける。
働くって、気持ちいいよね!! 仕事するってかっこいいよね!! (*^-^*)
NPO法人 森の劇場プロジェクト
〒515-2602